伊吹社は伊夫伎神社といい、米原市伊吹にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊吹社の勧進状1巻、奉加帳(公卿分・領主分・僧俗壇那分・僧俗結縁分)6巻と三宮奉加帳1巻、都合8巻からなる。いずれも1536年(天文5)5月、伊吹社修造にさいしてのものである。勧進状には、古くより美濃・近江の守護神として信仰を集めてきた伊吹神の社殿や諸伽藍が、兵乱によって枯損したため、秀円・源盛の2人の勧進沙門が貴賤の奉加をあおぎ修造する旨がかかれている。奉加帳は、その勧進に応じた人びとをのせている。三宮奉加帳は、山頂の一宮・二宮伊吹神、三宮別相神社の修造奉加帳である。(中略)県指定文化財。(井上一稔)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.50,
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